モノを超えて | 静けさと、商いの記録

記号になるかで価値は変わる|検索と流通がつくる「残るモノ」の条件
美しさは個人の基準だが、市場で価値を決めるのは「記号」になるかどうか。デザイナー名やブランド名といった検索可能性が、モノを流通と記録の循環に乗せる。無名の美はなぜ残りにくいのか。セカンダリーマーケットの現実を通して、選品舎の選品基準と「未来に届くモノ」の条件を考える。
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バズりたいわけじゃない。ただ、まだ出会っていない誰かに、静かにでも確かに届けたい。売るためではなく、届けるために選ぶ。その姿勢だけは、これからも変えずにいたいと思っている。
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旅費の哲学──カプセルホテルが教えてくれた、身軽さという豊かさ 静けさ・実務・人生観すべてを自然に含む軸。
カプセルホテルなんて絶対に無理だと思っていた。けれど、旅費の“縛り”を外した瞬間、旅の風景が静かに変わった。 安さを追うための宿ではなく、“生き方の幅”を広げるための身軽さ。 その気づきは、私の商いにも影響を与えている。物も旅も、丁寧に選び、軽やかに持ち歩く。
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【大阪後記】椅子の仕入れは0ですが、足で稼がなきゃ分からんことも多い。
仕入れはゼロだった。けれど、気になっていた椅子を「見に行った」という事実で、迷いは消えた。 インスタで見たSALE情報に引っ張られて大阪へ。誰かに眼を頼んでみたが、結局は自分で行くしかない。旅費は仕入れでペイする──その縛りを分かっていながら、それでも足は動いた。 PK22も、ババグーリも、すでになかった。収穫はない。だが、確認できたことで悔いは残らない。 大阪は商売をするには羨ましい街だ。...
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文化服装学院に入学して、アントチェアを歩いて持ち帰った日 ─ 椅子から始まった「選ぶ理由」
椅子をひとつ抱えて、青山から市ヶ谷の住まいまで三時間歩いたことがあります。文化服装学院に通っていたころ、オーパーツショップで出会ったチークのアントチェアでした。若さゆえの無謀さと、モノを選ぶ喜びが同時に胸にあった日。あの帰り道が、いまの「選ぶ理由」の原点になっています。
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「揃える」ことでしか見えない—— 『new furniture neue mobel muebles modernos(全11巻)』を集める意味と判断基準
モダン家具を「好き」で終わらせず、体系として理解するための資料。『new furniture neue mobel muebles modernos』全11巻は、揃った瞬間に初めて価値が立ち上がるシリーズです。 何が載っていて、なぜ揃わないのか。どう集めると失敗しにくいのか。本記事では、実務視点でその全体像と判断基準を整理します。
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チェアマニアに捧ぐ!永井敬二さんの「椅子コレクターの半世紀」
モノは縁です。そう語る永井敬二さんの言葉と、その熱量に触れた二時間余りの講義。これは情報整理ではなく、その場に流れていた空気と記憶を留めるための、個人的な記録です。いまも鮮明に思い出されるのは、モノを通じて人とつながるという、静かで力強い思想でした。
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列車が止まった日、価値は予定外から始まった ──リートフェルト・シュローダー邸へ辿り着くまで
フェルメール鑑賞をきっかけに訪れたオランダ。列車事故という偶然から始まり、リートフェルト設計のシュローダー邸へ辿り着くまでの記録。価値は情報ではなく、足と体験で理解するものだと気づいた旅。
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