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アントニオ・チッテリオと坂田和實「不道具」──美しさと市場価値の違い

アントニオ・チッテリオと坂田和實「不道具」──美しさと市場価値の違い

アントニオ・チッテリオと坂田和實「不道具」──美しさと市場価値の違い
残るものを選ぶ

アントニオ・チッテリオと坂田和實「不道具」──美しさと市場価値の違い

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ  モノを超えて | 静けさと、商いの記録ここに綴るのは、後者に近いお話です。 記号になるかで価値は変わる 美しいかどうかは、あくまで個人の価値観だ。しかし「記号」になるかどうかで、市場における価値は大きく変わる。 ここでいう記号とは、デザイナー名やブラン...

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倉俣史朗《Melody in F》をめぐって──プロダクトが渡っていく系譜
残るものを選ぶ

倉俣史朗《Melody in F》をめぐって──プロダクトが渡っていく系譜

1987年にデザインされた倉俣史朗《Melody in F》。昨年のクリスティーズで落札されたニュースをきっかけに、私は「ものが渡っていく系譜」について思いを巡らせた。

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モノが選ぶ行き先 ― 転売と循環の美しさ
モノを超えて

モノが選ぶ行き先 ― 転売と循環の美しさ

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ  モノを超えて | 静けさと、商いの記録 所有ではなく、循環のために ― 選品舎の思想 モノは、ただの「商品」ではないと思う。次の行き先を選び、自らの物語を継いでいく存在。だから私は、その流れを「所有」ではなく「循環」として見つめています。 市...

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紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ
物に語らせる

紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ

紙ものと、記憶について 綴じられていないものには、かえって強い物語があります。展覧会のパンフレット、映画のフライヤー、旅先の案内。誰かが手に取り、どこかで過ごした時間の跡。 そうした紙片を、「紙もの」や「エフェメラ」と呼びます。印刷された瞬間から時を刻み、誰かの手を離れたあとも、まだ記憶を帯びている──わたしたちは、そんな紙片たちも丁寧に引き継いでいます。 エフェメラという呼び名 本に比べ...

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レンズ越しの時間を、次の手へ ― 写真集買取のご案内(福岡)
本と時間の話

レンズ越しの時間を、次の手へ ― 写真集買取のご案内(福岡)

写真集と、時間について ページをめくるたびに、沈黙が濃くなる。それが、写真集という本の特性かもしれません。 言葉は少なく、でも写真は確かに記憶を刻み、見返すことで、ふたたび心を動かす。 そんな写真集を、そっと棚から手放すとき。その先で誰かが、また静かにページを開いてくれることを願って。わたしたちは、そうした本を丁寧に受け取っています。 写真集を引き継ぐということ 写真集は、ただの記録ではあ...

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福岡で美術書を手放すときに ― 静かな買取のご案内
モノを超えて

福岡で美術書を手放すときに ― 静かな買取のご案内

美術書と、手放すということ 長く棚にあった一冊の美術書。表紙に少し日焼けの跡があるその本は、かつて誰かの創作や思索のそばにあったのでしょう。 美術書は、ただ“読む”ためだけではなく、“見守られる”ようにそこにあるもの。 手放すことに、迷いや寂しさがあるのは自然なことです。でも、もしもまた誰かの手に渡って、次の時間を照らすことができるなら──それは、とても静かな贈り物のようにも思えるのです。 ...

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意味の手触り|選ぶことは、想像力を手渡すこと。
問いを売る店

意味の手触り|選ぶことは、想像力を手渡すこと。

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ  モノを超えて | 静けさと、商いの記録 お金がなかった頃、図書館の本に救われた。割り勘が当たり前の時代に、惨めだと思った夜もある。でもページをめくれば、世界は広がっていった。想像力が、自分をどこへでも連れていってくれた。 本は情報じゃなかった。生き...

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あなたの人生を彩るアルバム──家具という思い出の資産
モノを超えて

あなたの人生を彩るアルバム──家具という思い出の資産

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ  モノを超えて | 静けさと、商いの記録 旅だけが思い出の資産じゃない。家具もまた人生を語る 「経験こそが人生を豊かにする」。そう語られることが多い時代。旅やアクティビティに投資する人が増えている。 でも、本当に心に残るものは、それだけだろうか? 家...

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織田憲嗣講演会で学ぶ|職人技とヴィンテージ家具の持続可能性
モノを超えて

織田憲嗣講演会で学ぶ|職人技とヴィンテージ家具の持続可能性

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ  モノを超えて | 静けさと、商いの記録 先日、椅子コレクターとして著名な織田憲嗣さんの講演会で、多くの示唆に富む言葉をメモする機会を得た。椅子のデザイン、製造、そして文化的背景に関する話は、まさにロングライフな価値観を持つものだった。 シンプルで普...

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名前のない美しさを探しに行く:都庁の職員食堂と、都市の静かな眺め
モノを超えて

名前のない美しさを探しに行く:都庁の職員食堂と、都市の静かな眺め

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ  モノを超えて | 静けさと、商いの記録 高層ビルの上階、職員のための食堂にて。騒がしさはなく、整った空気が静かに流れていた。 ここで過ごす人々のために、どんな椅子が選ばれ、どんな景色が差し出されているのか。公共の空間にも、「誰かの選んだもの」が確か...

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