モノを超えて | 静けさと、商いの記録

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 家具は投資になる──そう語る声がある。 だが、出口戦略のない投資は、ただの願望だ。 この10年、家具を売り買いするだけでなく、思想として向き合ってきた立場から言う。 家具に明確な出口戦略は、存在しない。 だが...
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紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ
紙ものと、記憶について 綴じられていないものには、かえって強い物語があります。展覧会のパンフレット、映画のフライヤー、旅先の案内。誰かが手に取り、どこかで過ごした時間の跡。 そうした紙片を、「紙もの」や「エフェメラ」と呼びます。印刷された瞬間から時を刻み、誰かの手を離れたあとも、まだ記憶を帯びている──わたしたちは、そんな紙片たちも丁寧に引き継いでいます。 エフェメラという呼び名 本に比べ...
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レンズ越しの時間を、次の手へ ― 写真集買取のご案内(福岡)
写真集と、時間について ページをめくるたびに、沈黙が濃くなる。それが、写真集という本の特性かもしれません。 言葉は少なく、でも写真は確かに記憶を刻み、見返すことで、ふたたび心を動かす。 そんな写真集を、そっと棚から手放すとき。その先で誰かが、また静かにページを開いてくれることを願って。わたしたちは、そうした本を丁寧に受け取っています。 写真集を引き継ぐということ 写真集は、ただの記録ではあ...
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美術書と、手放すということ 長く棚にあった一冊の美術書。表紙に少し日焼けの跡があるその本は、かつて誰かの創作や思索のそばにあったのでしょう。 美術書は、ただ“読む”ためだけではなく、“見守られる”ようにそこにあるもの。 手放すことに、迷いや寂しさがあるのは自然なことです。でも、もしもまた誰かの手に渡って、次の時間を照らすことができるなら──それは、とても静かな贈り物のようにも思えるのです。 ...
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福岡で古書・古本を手放すときに思うこと ― 出張買取のご案内
すこしだけ、部屋を整えたいと思った。でも、どれを手放せばいいのか、わからない。 本の背表紙を撫でながら、これはいまも、わたしのなかにあるだろうかと、問いかけてみる。 そんな時に、そっと寄り添うように、本を引き取るひとが来てくれたら―― わたしたちは、そんなふうな本の買取をしています。 🔹 本と時間の話 このまちには、長い時間を過ごした本たちが静かに佇んでいます。 画集、美術評論、詩集、...
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「在庫のささやきを聴く」──再出品の判断を“人間らしく”するための仕組み
ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 60日経っても売れない商品。かつては「値下げか、処分か」が当然の選択でした。でも、本当にそれでいいのだろうか?と、僕は思ったんです。 🔁「在庫は語らない」という思い込みを疑ってみる 棚の中で眠る商品たち。ふ...
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ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 お金がなかった頃、図書館の本に救われた。割り勘が当たり前の時代に、惨めだと思った夜もある。でもページをめくれば、世界は広がっていった。想像力が、自分をどこへでも連れていってくれた。 本は情報じゃなかった。生き...
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静けさをまとう場所 ─ 自分のサイトを“別の自分”が見つめたとき
ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 静けさをまとう場所 ─ 自分のサイトを“別の自分”が見つめたとき 自分のやっている家具サイト「HELVETICA」について、ある日、こんな文章を書きました。 三人称で書いたので「誰かが書いてくれた」と紹介するこ...
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静けさを、暮らしの中へ。|選品舎 Helvetica 公式ブログ
“静けさ”という言葉が本当に届くには、語るべきものだけを残す必要があった。選品舎の削除と再構築、その背後にあった静かな決断の物語。
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積み重ねる時間が、家具の価値を育てる──ヴィンテージという静かな選択
ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 その椅子は、静かに時を編んでいく ある椅子が、ひとつの暮らしを育てていく。静かに、確かに、時を経て──その価値を増していくことがある。 ヴィンテージ家具と聞いて、あなたはどんな印象を持つだろうか? ただ古いだ...
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